水曜日の夜10時。まだ週の真ん中なのに、あなたはとても疲れています。

次から次へと降ってくるやるべき事に追われて、頭の中が大渋滞。

心もからだもリフレッシュしたいと思い、棚に置いてあるアロマオイルに手を伸ばす。キャップを開けてルームディフューザーに数滴垂らしてみた。その瞬間、ラベンダーとミントの香りがあなたを優しく包みます。

大渋滞を巻き起こしていた思考がするすると、あるべき方向へ流れはじめ、心のざわめきも静かに。

ラベンダーとミントのアロマオイルは、ストレスを和らげてくれるのです。

ここ数年で暮らしにアロマを取り入れる方が増えましたが、古代エジプトではミイラづくりの防腐剤としてミルラやシダーウッドのアロマオイルが既に使われていました。

アロマオイルを正しく安全に使えば、私たちの心やからだに有益な働きをもたらすと科学の世界でも認められています。

アロマオイルとは、植物や果実の花や葉、根っこなどから抽出された植物の芳香物質のこと。

この芳香物質は、植物が自然界で生き抜くために作られたもの。植物を食べる虫や、病原体を追い払うための物質なのです。

植物からアロマオイルを抽出する時にそれらの効能も一緒に抽出されるのです。

例えば、レモンの果皮に含まれるリモネンという芳香物質には抗炎症作用や抗ウィルス作用があることが科学的研究によって明らかにされています。レモンの果実はその効果の恩恵で安全に育っていますが、私たち人間もその恩恵をアロマオイルを通して受けることができるのです。

雑貨屋や100円均一などでも香りの液体が入った小瓶が売られるようになりました。

それらは100%ピュアなアロマオイルでしょうか？

今、あなたが手にしようとしているものが、植物から抽出された純正のアロマオイルであるか確かめる方法がいくつかあります。

まずアロマオイルは遮光性のある茶色や青、緑色のガラス瓶に入っていること。アロマオイルは直射日光に弱いので、このような容器に入れられています。

透明のガラスに入ったものはアロマオイルではありません。

また、表示ラベルに「精油」「エッセンシャルオイル」と書かれているもの。「界面活性剤」「エタノール」「香料」と書かれていたらそのアロマオイルは100%植物由来ではありません。

その他に、ブレンドされていない単体のアロマオイルの場合は「植物の学名」「抽出部位（=植物のどの部分から芳香物質を抽出したか。例：花、葉、果皮など）」、「抽出方法（=植物からどのように芳香物質を抽出したか。例：水蒸気蒸留法、圧搾法など）」がしっかりと明記されていることも見分け方のポイントです。

極端に価格が安いものも避けた方がいいでしょう。

一般的なラベンダー精油は3000円から4000円程の価格で販売されています。

良質なアロマオイルを購入する場合は、精油専門店（もちろんOMOUにもあります）で探すようにしましょう。

アロマオイルを吸い込むと、私たちの気分に直接影響を与えることができます。

香りの分子は鼻を通り抜けると、すぐに感情や記憶を司る脳の大脳辺縁系に到達します。その速さは香りを吸い込んでから約0.2秒ともいわれています。

そのため、好きな香りを吸い込むと大脳辺縁系に働きかけ、リラックス効果が得られるのです。

アロマオイルは、ディフューザーに垂らしたり、ディフューザーを持っていない場合はティッシュに1~2滴垂らして即席のルームディフューザーとして香らせることもできます。

マッサージの効果をより高めるために皮膚に希釈して塗ることも出来ます。

純度の高いアロマオイルは刺激が強いため、アロマオイルを塗る場合は必ずキャリアオイルで希釈してください。スクワランオイルやオリーブオイルなどのキャリアオイル30mlにアロマオイルを3滴程加えます。

市販の無香料のボディークリームに加えるのもおすすめです。

事前にアレルギーテストを行うこともおすすめします。アロマオイルを希釈した後、腕や手の甲など目立たない部分に塗り込みます。1～2日の間に赤身やかゆみなどアレルギー反応がなければそのオイルを安心して使うことができます。

同じラベンダーのアロマオイルでも、ラベンダーの収穫の時期や育った場所、その年の気候によって香りや色合いは異なります。それはまるでワインのよう。

グレープフルーツのアロマオイルをブレンドしているOMOUのハンドソープBALANCEが顕著に見てとれます。